およそ8年ぶりに「金田一少年の事件簿」が帰ってきた!
と話題になった2022年、5代目金田一一こと道枝駿佑版「金田一少年の事件簿」ですが、残念ながら視聴率は振るわなかったようです。
私は金田一少年が好きなので、初代からほとんど見ていますが、道枝駿佑さんの金田一一にも特に問題はなかったと思います。
正直、私も道枝駿佑さんが5代目金田一一だと発表された時は、心配になりましたが…。
初代の堂本剛さんに始まり、松本潤さん・亀梨和也さん・山田涼介さんとビッグネームが勢ぞろいでしたからね。
とはいえ道枝駿佑さんの金田一一も実際に見てみると、可愛げがあるし、コミカルなシーンもシリアスなシーンもお上手で、まったく違和感なく観ることができました。
それなのに今一つ評判がよくないのはなぜなんでしょうか。
それは何度も映像化されてきた作品であるだけにネタバレしてしまっていることが原因の一つではないかと思います。
今回ドラマ化されたのは「学園七不思議殺人事件」「聖恋島殺人事件」「白蛇蔵殺人事件」「トイレの花子さん殺人事件」「金田一少年の殺人」「首狩り武者殺人事件」「オペラ座館ファントムの殺人」の7つの事件。
このうち初めてドラマ化されるのが「聖恋島殺人事件」「白蛇蔵殺人事件」「トイレの花子さん殺人事件」の3つだけだったんですよ。
上記の順番で放送されたので、後半は見たことあるものばかりになってしまっています。
ミステリーにおいて犯人がわかってしまっているというのはツライものがありますからね。
とはいえ、「聖恋島殺人事件」は島で殺人が起こる話なのでロケーションも美しく、殺人事件の謎と聖恋島に隠された謎という二つの謎が展開し、非常に見ごたえがありました。
このエピソードを最後にもってくればよかったのになぁと思ってしまいます。
七瀬美雪役の上白石萌歌さん、剣持警部役の沢村一樹さんとキャストも実力派の方々がそろってますので、知ってる話だしと見ていなかった方も一度ご覧になってみては?
新しい金田一少年の魅力にハマれると思いますよ。